どんなときもずっと

日々精進です サントラが好き

オケコンに向けて

こんばんは。
日々精進と申します。


2023年12月6日にラブライブ!のTVアニメ放送10周年を記念して
トークセッションとオーケストラコンサートが発表され、先日2/23からトークセッションとキックオフミーティングが開催されたことは皆さんの記憶に新しいかと思います。

そしてついに、今週末にはオーケストラコンサートが控えています……!

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このオーケストラコンサートでは、TVアニメシリーズと劇場版の劇伴作曲を担当された藤澤慶昌先生が音楽監修ということで
1期・2期の劇伴曲
を演奏する可能性が非常に高く、公式のコンサートでの劇伴曲演奏を長年待っていた身としては本当に嬉しく思っています。





そこで、
TVアニメ1期・2期のサウンドトラック

Notes of School idol days
Notes of School idol days ~Glory~

より、ラブライブ!劇伴曲を心の底から愛してやまないオタクの個人的な見解に基づき、TVアニメやラブライブ!史の中での使用頻度・ストーリー上の重要度を鑑みて予習すべき曲を抜粋し、作中での使用シーンと共にご紹介いたします。



このブログを読んで下さった方が、オーケストラコンサートでの劇伴曲披露を楽しむ一助となれば幸いです。



予習必須劇伴

まずは、「ラブライブ!のアニメやμ'sは大好きだけど、劇伴にあまり触れてこなかった」という方へ、是非とも聴いてほしい曲です。


優先度★★★

[LM01] 始まりの朝

ラブライブ!のメインテーマとして、アニメに限らず様々な場面で使われている曲です。

使用シーン
1期5話 7話 11話
2期1話 12話

特に2期12話「ラストライブ」のラブライブ!決勝会場へ向かう場面では、何度も見てきた『LoveLive』のタイトルロゴやこれまでμ'sを支えてくれた面々が登場し、アニメ1期2期を通してμ'sが歩んできた道を示しているかのよう。


[LM09] 過ぎ去りし日々

ラブライブ!アニメの特に重要な場面で多く使われている、穏やかで少し切ないピアノの曲です。

使用シーン
1期1話 4話 7話 8話 11話
2期1話 8話 11話

特に注目して欲しいのは、1期1話、2期8話・11話です。
2期11話「私たちが決めたこと」で真姫が穂乃果に語りかける場面から始まり、9人しかいない砂浜へ向かう場面が本当に印象深い…


[LM03] 憂いの夕暮れ

こちらもラブライブ!アニメの特に重要な場面で多く使われている、柔らかい音色の曲です。
作中で使われる他の劇伴や劇場版の劇伴にもストーリー上の繋がりを持ってメロディが引用されているので、この曲が流れているシーンでのキャラクターの心情を踏まえた上でその後に引用される場面と見比べてみるのも良いかもしれません。

使用シーン
1期2話 6話
2期4話 13話

2期13話「叶え!みんなの夢ーー」で穂乃果が屋上を去るシーンでは、水で描いた「μ's」が薄れゆく中でメンバーとの何気ない日常を回想し、寂しい気持ちになります。



[LM25] 花陽の決意

メインテーマである始まりの朝を除けば、最も知名度のある曲でしょうか。トークセッションday1ではこの曲が好きな方からのお便りが読まれ、会場一同感動いたしました。

使用シーン
1期 4話 9話 13話
2期 5話 11話

ラブライブ!アニメの中でも「劇伴」「キャラクターの心情」を最も強く繋げてくれる一曲だと思います。

1期4話「まきりんぱな」で、アイドルへの憧れを持ちながら、なかなか一歩を踏み出せない花陽の背中を、凛と真姫が押して勇気を出させるシーンがあります。2期5話「新しいわたし」では、そのシーンを振り返りつつ、今度は花陽と真姫が凛の背中を押してくれました。
2期11話では、1年生と2年生がμ'sの今後について決めたことを伝えるシーンで流れています。




[LM36] μ'sのはじまり

タイトルの通り、絵里と希が加入することでμ'sのメンバーが9人になるシーンのための曲です。
この曲もμ'sが苦難を乗り越えてきた場面の劇伴を引用し、劇場版へ繋がるストーリーの流れを生んでいます。

使用シーン
1期 8話
2期 9話




[OP Arrange] 新しい場所へ

劇伴ナンバリングの代わりにOP Arrangeとある通り、1期OP「僕らは今のなかで」のメロディを使った劇伴です。
このほかにもOP曲やED曲のメロディを用いた劇伴が数曲あり、どれも素晴らしいので是非聴いていただけると嬉しいです。

使用シーン
1期 13話

長崎行男(ラブライブ!シリーズ音響監督) 「13話のアバンで使った『新しい場所へ』は、主題歌『僕らは今のなかで』のマイナーインスト・バージョンなんだけど、映像を観ながら歌詞を思い浮かべると泣けてきちゃう。 この曲、編集してないのに、タイミングとか、尺がピッタリ! 音楽の神様が微笑んだ奇跡です。」



[LM67] 希の胸の内

1期5話[LM31]にこの過去 や、1期8話[LM41]絵里のやりたいこと のように、メンバーの過去や想いを掘り下げるシーンでは、特徴的で素晴らしい劇伴が用意されてきました。その中でも2期8話「私の望み」で希が自分の過去とμ'sへの想いを語るシーンは、この曲の良さもあいまってラブライブ!アニメの中でも特に強い印象の残る場面となりました。

いちばんの夢は、とっくに______。

使用シーン
2期 8話

曲の盛り上がりと場面のシンクロがかなり高く、曲を聴くだけで希の台詞とアニメを観ている時の気持ちが想起されます。オーケストラコンサートでは、そういった一曲一曲から思い出されるシーンと感情を味わいつつ演奏を楽しみたいですね。



[LM68] 雪の降る街

穏やかで美しい音色の曲。タイトル通り、しっとりと雪が降る場面に良く合っています。

使用シーン
2期 9話

この曲、μ'sを支えてくれるみんなの声援、「学校が大好きで…」から始まるμ'sの想い

Snow halationはコンテンツやサブカルチャーの枠組みを飛び越えて広い世界で歌われる名曲となりました。
一方、ラブライブ!を心から愛する人にとって数あるラブライブ!楽曲の中でも本当に特別な一曲だと感じることができるのは、2期9話の印象深さもあるのではないのでしょうか。




[LM70] ラブライブ!決勝

1期8話[LM36] μ'sのはじまり からメロディを引用しており、ラブライブ!大会の決勝までμ'sが歩んできたこれまでのストーリーを象徴する曲です。

使用シーン
2期 12話

メンバーそれぞれが自信を持って決勝の舞台に立ち、心を一つにするシーンに合わせるかのように静かな始まりから盛り上がりを見せる曲調になっています。



[LM71] 夢のあと

夢を叶える物語のラブライブが、夢を叶えたあとに迎えた『夢のあと』の結末の描き方が、これ以上ないくらいに美しい。

使用シーン
2期 12話




優先度★★

[LM21] 友情

タイトルの通り、メンバー同士の友情が垣間見える場面で流れる曲です。

使用シーン
1期 3話 6話 9話 10話
2期 8話 12話 13話

特に2期での使用シーンは必見です。
まさに音楽によってラブライブ!の世界観とメンバーの感情が鮮やかに描かれ、彩られているのだと感じることのできる一曲ですね。




[LMOP] いつもどんなときも、全員のために

先述の[OP Arrange] 新しい場所へ と同じく、1期OP 僕らは今のなかで のメロディをモチーフとした楽曲です。

使用シーン
2期 2話

曲調も劇伴タイトルも素晴らしい。



[LM69] みんなが支えてくれる

曲の構成からして文句なしのイチオシ楽曲。
キャラクターの心情やストーリーの盛り上がりを見事に彩っていると思います。

使用シーン
2期 9話



[LM73 EDアレンジ] この先の私たち

EDアレンジの名の通り、2期ED どんなときもずっと のメロディをモチーフとした楽曲です。

使用シーン
2期11話

なんて切ない曲なんだろう…
残される6人の葛藤や想いを考えながらこの曲を聴くと、胸がいっぱいになります。

ぜひフルで聴いてほしい。




[PM03] Mysterious Girl

PMという見慣れないナンバリングですが、ボーナストラックに収録されているMスタのmvで使用された劇伴の一つです。

と言いつつ、なんとアニメ本編でも2回登場します。

使用シーン
2期 8話 12話

特に2期12話で穂乃果たちが夜の屋上へ向かい、これまでのスクールアイドル活動を思い返してラブライブ!決勝への決意を新たにするシーンは、本編屈指の名シーン・名台詞だと僕は思います。





優先度★

こちらでは、アニメの中での使用シーンやストーリー上の重要度という観点よりも、オーケストラ映えしそうな曲を紹介させていただきます。

[LM05] (絶望)

「オーケストラ映えしそう」という観点で言えば、優勝候補筆頭の楽曲。

劇伴曲という特性上、アニメ本編で使用されなかった部分を聴く機会は少ないとは思いますが、ぜひフルで聴いて欲しい曲の一つです。

使用シーン
1期 1話 4話 11話
2期 1話 7話



[LM15] 前回のラブライブ!

これなくしてラブライブ!のアニメは始まらない。

使用シーン
1期 2話 3話 4話 5話 6話 7話 9話 10話 11話
2期 2話 3話 4話 5話 7話 8話 10話 11話

↑書く意味あるのか?




[LM08] >ω</

正式名称難読劇伴
テンションあがるにゃ!と読みます。

使用シーン
1期 5話 6話
2期 6話

トークセッションではこの劇伴についてのお便りが読まれ、キャストの面々もあ〜これね!と反応されていました。

木皿氏「>ω</は元々穂むらの日常、みたいなタイトルで発注していた、下町ホームドラマのイメージだったのですが、凛ちゃんのハツラツした感じにピッタリハマりましたね。アニメの劇伴って割とこういう化学変化が多いのです。」




[LM57] プレッシャーに押しつぶされて

展開が場面の盛り上がりに合わせてコロコロ変わり、聴いているだけで楽しくなってくる曲です。

使用シーン
2期 2話 5話 8話



[LM66] 銀幕の中のロマンス

タイトルの通り、古めかしい恋愛映画をメンバー全員で見るシーンで流れる劇伴です。
使用シーン的にもμ'sを象徴するとかストーリーに深みを作るといったような効果は無いとは思いますが、曲自体の良さや展開で言えば間違いなくオーケストラ映えする一曲。
これのフル尺を聴かずに行くのはもったいない!とイチオシさせていただきます。

使用シーン
2期8話




劇中歌

劇伴→劇中歌の流れ


『キャストによる数曲の歌唱も実施!』という公式サイトの文言から、アニメ本編と同じ流れで劇伴を演奏→劇中歌を披露してほしい!という極めて個人的な願望も込めて、ここからは特に披露して欲しい形での劇中歌に絡めた劇伴の流れを紹介いたします。

1期8話

[LM41] 絵里のやりたいこと

[LM36] μ'sのはじまり

僕らのLIVE 君とのLIFE

あまりにインパクトのあるメンバー加入回。




2期 6話

[LM02 TypeB] 軽やかな昼下がりB

Dancing stars on me!

軽やかな昼下がりBのアウトロから重苦しい金属製の門扉が開く音、可愛らしいオバケがケラケラと笑う声、目を閉じて構えるμ's 9人

ダンスタの始まり方はやっぱこうでなくちゃ



2期9話

[LM69] みんなが支えてくれる

[LM68] 雪の降る街

Snow halation

Snow halationが披露される際の演出について、ラブライブ! μ's Go→Go! LoveLive! 2015 〜Dream Sensation!〜 DAY1に触れないわけにはいきません。アニメ2期準拠のセットリスト・演出で、スノハレという名曲を本当に伝説の域に押し上げる一因となった公演だと思います。
今回のイベントで、この劇伴の並びの後にスノハレが披露されるところを想像するだけで胸が震えますし、先述の公演内容と共に、よりこの曲の価値や尊さを高めてくれるはずだと信じています。

μ'sが 大好きだったから_____



2期11話

友情ノーチェンジ(BGM)

[LM09] 過ぎ去りし日々

[LM25] 花陽の決意

[LM04] 悲しみの夜

どんなときもずっと(全員歌唱)

列挙した曲の初出や他の使用シーンを考えるとこの流れで披露される可能性は低いですが、それでも考えられずにはいられません。

過ぎ去りし日々のイントロでJR品川駅 の発車メロディの幻聴が聞こえてくるようになりました…

穂乃果、心の準備、できてる?



 

2期12話

[LM01] 始まりの朝

[LM70] ラブライブ!決勝

KiRa-KiRa Sensation!

[LM71] 夢のあと

僕らは今のなかで

これが、これこそが「ラブライブ!」なんだ…

と思わせてくれるシーン



2期12話

[LM03] 憂いの夕暮れ

Oh, Love&Peace!

やり遂げたよ、最後まで







最後に


ここまでお読みいただき、ありがとうございました。


優先度の高いものからご紹介させていただきましたが、アニメと劇伴の関係を深掘りすると、結局全曲に披露の可能性があるのではないのかという気持ちになってきます。



今回は劇場版のCurtain Callについては演奏は無いのかなと予想しています。

劇場版公開記念イベントにてお待ちしております。
絶対に開催して下さい。



紹介しきれなかった電子音多めの曲や日常シーンで流れるような曲でも、オーケストラアレンジがなされて聴くことができたら本当に嬉しいです。



正直なところラブライブ!劇伴について伝えたいことはここには収まりきらない程なので、拙文ですがその一端を記した数年前のブログを再掲させていただきます。

https://noelinolife.hatenablog.com/entry/2019/03/19/052016

全てのシーンと全ての劇伴に思い入れがあるので、この機会に劇伴に触れてくださった方、ブログを読んで下さった方、ぜひともリアルで/X(旧Twitter)で劇伴談義にお付き合いいただけると幸いです。

この素晴らしい劇伴研究の本には何度も救われました。本当にありがとうございます。




他にNotes of School idol daysについて書かれたブログも、勝手ながら紹介いたします。


ようかん さん

https://note.com/y_o_k_a_n/n/n957fd9a68f9d



やまかずP さん

1期 http://yamakazu0215.blog.so-net.ne.jp/2013-04-11

2期 http://yamakazu0215.blog.so-net.ne.jp/2014-09-06



ようござ さん

http://tremble0325.hatenablog.com/entry/2017/03/20/161852



他にもこの劇伴に惚れ込んで筆をとった同志がいるという事実、嬉しいなぁ…






私がラブライブ!の劇伴の素晴らしさに気づいて聴き込みを始めた頃、ラブライブ!三昧で藤澤慶昌先生が劇伴について語って下さった頃は、このようなイベントの開催を望みながらも半ば夢物語だと思っていました。

その夢が叶い、これまでにない本質的な公式イベントを控え、万感の想いと極度の緊張でいっぱいです。

当日はラブライブ!の世界を素敵な音楽で彩って下さった藤澤慶昌先生へ、お祝いと感謝の気持ちを込めてフラワースタンドを贈らせていただきます。会場へ足を運ばれる方は、ぜひご覧ください。




ラブライブ!
μ'sを愛する皆様へ

人生最高の時間を過ごしましょう。




μ'sic forever♪♪♪♪♪♪♪♪♪





日々精進。